理学療法士を辞めるのは悪い?悪くない理由と悩む理由を解決します

こんにちは(^^♪
元理学療法士のナオと申します。(@nao_refreith)
私は理学療法士として10年間総合病院、回復期病院の臨床を経て、現在は理学療法士ではなく、起業し物販事業主/コンサルタント/ブログライター/投資家として活動しています。
つまり理学療法士を辞めて、医療とは全く関係のない仕事をしています。
しかも10年も理学療法士をしたのに‥笑
この記事にたどり着いたということはこんな悩みがありませんか?
理学療法士を辞めるのは悪いこと?
理学療法士を辞めるのはもったいないのかな?
理学療法士を辞めると家族に申し訳なくて中々辞められない
理学療法士を辞めても別の仕事で働けるのか?
もしこんな疑問や悩みがあれば本記事にてお答えします。
目次
理学療法士を辞めることは悪いこと?
理学療法士を辞めることは悪いことではありません。
なぜなら2つの理由から説明できるからです。
- ①時代の変化
- ②働き方の変化
理学療法士を辞めることが悪いことではない理由その1)時代の変化
今の時代医療技術の向上によって、日本の平均寿命は向上し人生100年時代なんて言われています。
年金受給の引き上げに伴い、定年を過ぎても働くことが求められています。
つまり今まで60歳で退職→70歳→75歳と年々働く期間が増えています。
そうなった場合、理学療法士という働き方で1つで一生働くことを考えた場合、70歳まで働き続けることは可能でしょうか?
いや僕は無理だと思っています。
その理由を説明します。
将来の働き方が不透明(現段階は教育機関)
事実現役で60歳とか70歳で臨床現場で理学療法士をやっている人はみたことありません。(ほぼ教員とか教育関係者や場合によっては現場管理者)
また今までは理学療法士が少なかったこともあり、今の50代、60代の理学療法士はほとんどが教育期間で働いています。
場合によっては臨床での管理者という方もいますよね。
つまりこれだけ増加した理学療法士の現段階での将来のビジネスモデル(どんな働き方で収入が得られるのか?)は教育機関や管理者という働き方です。
今の臨床現場にいる理学療法士全員が教育機関や管理者として働けますか?
無理ですよね?
事実大企業(富士通やNECなど)でさえ45歳以上を大規模なリストラをしていますよ。
45歳と言えば中間管理職ですよね?
年齢が経つにつれて医療現場の早い時代変化についていけなくなる
今までの時代変化を見てみると、パソコンの導入、紙カルテ→電子カルテ、先進的な医療機器の導入。
こういった医療現場も時代変化が見られます。
実際パソコンが使えない医者とか電子カルテ使えない医者っていませんか?
手術ができない医者。
医者に限らず重症患者の歩行介助ができない理学療法士、移乗で腰を痛めた理学療法士、年々経過するとともにこういった理学療法士が増えていきますよね。
つまり理学療法士という1つのスキルや働き方に固執していると時代の変化に取り残され、先々働きたくても働けないということになりかねません。
これは理学療法士に限らず色々な働き方でも同じことが言えます。
理学療法士を辞めることが悪いことではないない理由その2)働き方の変化
1つの働き方をしていると時代の変化はわかりにくいかもしれませんが、現在はものすごい勢いで、色々な職種が失われると同時に、新しい働き方が増えています。
例えばなじみのある働き方だと、スーパーのレジ打ちですね。
これが最近はセルフレジになっていませんか?
イオンやTUTAYAさらには最近ではセブンイレブンなども導入されています。
さらにはコンビニも24時間労働の問題(過労死、長時間労働)から24時間じゃなくなっていきます。
そうなるとコンビニ店員が淘汰されていきますよね。
こうやって今まで必要とされていた働き方が徐々に淘汰されつつあります。
また海外ではライドシェアという働き方が普及されています。
これは一般の方が空席を利用し、利用者にガソリン代を請求したり、賃金をもらったりする働き方です。(といっても空席や合間を利用するだけ)
日本ではタクシー業界が猛烈に反対して中々普及されていませんが、欧米では流行っている働き方です。
このように廃れる働き方、普及される働き方など日々働き方にも変化が起こっています。
これを理学療法士で置き換えると、例えばロボットスーツなどが普及されれば、介護領域や理学療法領域の職域って狭まると思いませんか?
今は医療保険→介護保険という流れがあるのに、その介護分野での職域も狭まっていきますよ。
さらに収入の面、働く時間の面、家庭生活の在り方などを考えると理学療法士は決して優れた働き方とは断言できません。
その理由はこちらで述べています。
理学療法士を辞めるのはもったいない?
このような話をすると学校に行った時間や学費がもったいない。
という意見があります。
これは間違いではありませんし正論です。
実際に時間は返ってきませんし、お金も学費や教材費などたくさん使ってきました。
事実自分が理学療法士を辞める話をした際に同僚や親にも同じことを言われました。
学費は自分の可能性への投資
とはいえ、学生時代に費やしたお金が仮に1000万だとしましょう。
あなたが仮に30歳だったとしたら、残り30年間働くとした際にこの1000万円はもったいないのか?ということです。
この1000万円は決して安くはないですが、その1000万円を引きずったことで理学療法士を辞めなかった場合、向こう30年間どのように過ごすのでしょうか?
- やりたくもない仕事を嫌々やりますか?
- 将来性がないと思いながらしぶしぶ働きますか?
確実に寿命が縮まりますね。
場合によっては健康被害にもあいそうです。
またこんな考え方もあります。
あなたの30年という時間価値はたったの1000万円でしょうか?
極端な話僕の年収は今1000万円超えています。
人間死ぬ気でやれば別にその1000万円は1年でペイできるわけです。(もちろん努力・行動しだい)
過去に引きずられて、未来に投資できないなんて、脆弱な思考はさっさと捨てるべきです。
理学療法士を辞めると家族に申し訳ない
理学療法士を辞めるとなるとそれまで学費を払ってくれた親に申し訳ない・・みたいなことを聞きます。
わかりますよ。
実際に僕も母親からたくさん言われました。笑
ぼくは今3児の父親ですが、自分の子供たちがお金の面で仮に何か迷惑をかけたとしましょう。
それに対して僕が子を責めるかというと、責めません。
なぜなら人間は失敗を通じて経験値を積み成長するからです。
失敗は人生において最高の経験値
ユニクロで有名な柳井社長の名言にこんな言葉があります。
失敗を恐れてはいけない。失敗にこそ成功の芽は潜んでいる。
人生でいちばん悔いが残るのは挑戦しなかったことです。
新しい可能性に挑んで、失敗したことではありません。泳げない者は溺れればよい。
最初からできる人は少数派で、『できる』と言われる人の多くは、できる人に自らを変えていったんだと思います。
ただし、その必然性は人それぞれ違うので自分で発見するしかない”
あなたは自ら挑戦して失敗しただけです。
でもこれから失敗しない人に成長すればいいんだと思いますよ。
そして僕も理学療法士として失敗しました。
それは理学療法士として働けないほど未熟だったかというとそうではなく、理学療法士という働き方で自分の理想とする生活設計ができるのかどうかを見誤ったということです。
僕は10年かかったようやく辞めましたが、あなたは見切りが早いとも言えます。
ですが理学療法士の経験を積んだことによって学びがあります。
学ぶために費やしたお金は無駄ではなく、知識、経験値として必ず残ります。
だから無駄ではありません。
それでももしあなたが親に迷惑をかけて申し訳ないみたいに思うのであれば、もっとお金を稼いで恩返ししたらいいんですよ。
もっと仕事で成功して有意義な老後をプレゼントしてあげればいいわけです。
それになにより親は自分の子供が幸せになってほしいと思っているので、苦しみながら働くことを望む親はいないと思いますけどね。
理学療法士を辞めても働けるのか?
理学療法士を辞めても働くことはできます。
なぜなら働き方なんてこの世の中には色々あるからです。
とはいっても色々と努力したり、行動しなければなりません。
待っていれば誰かが求人を差し出してくれるなんて、あなたの市場価値は高くありませんし、もし高かったとしても気づけません。
ですので自ら行動する必要があります。
人によってはスポーツジムやインストラクターとして健康予防分野で働く人もいます。
元々人体構造や運動学に興味があれば、そういった分野の企業に対して自分がどんな価値を提供できればいいのか考えて就職説明を受ければいいのです。
全く別の分野で働きたければ、働く上で必要な条件や知識を勉強すればいいわけです。
理学療法士として大学や専門学校を出たからといって、理学療法士としてしか働けないみたいなことはありません。
理学療法士として学んだことや経験を活かしてもいいですし、それをふまえて新しいことを学んでもいいわけです。
事実僕は理学療法士とは全く関係のないインターネット物販事業や人に教えるコンサルティング事業、さらにはブログを書いて収益化を図ったり、今は資産の投資を一部資産運用しています。
理学療法士とは全く関係ないですよね?
結局自分の理想があるのであれば、それに対してしっかりと努力できるのか?行動できるのか?
それだけですよ。
まとめ
今回理学療法士を辞めることは悪いことなのか?その悪くない理由についてお伝えしました。
悪いと悩むあなたはきっと色々な悩みがあるでしょう。
ですが今の時代背景や働き方の変化を考慮すると決して理学療法士を辞めることは悪いことではないと言えます。
ただ理学療法士を辞めるとなるとこんな悩みもあるでしょう。
- 理学療法士を辞めるともったいないかな?
- 理学療法士を辞めると親に迷惑をかけるのか?
- 理学療法士を辞めても別の働き方があるのか?
これらは上述したように問題視する必要はありません。
私は理学療法士を辞めることは悪いことではないという考え方ですが、ただ何も考えなくして今の不安や苦痛から逃げるために辞めるのは反対です。
こちらでは理学療法士を辞める前に考えるべきことについてお伝えしています。
理学療法士を辞める前に考えるべきことは?
今回の記事で理学療法士を辞める上での悩みや不安が解消できれば幸いです。